駐在員奮闘レポート~インドで挑戦を続ける 金子隼輔さん~
ずっと海外駐在を夢見ていたという金子さん。「当時のインド駐在員に、面識もないのに『どうやったら駐在員になれるんですか?』と直接連絡してみたり、経営幹部と話す機会にも、毎回アピールをしていました」。そんな熱意が伝わり、2023年7月からインドへの赴任が叶いました。順風満帆なスタートかと思いきや…「これまで国内では倉庫にフォワーディング、営業も経験していました。だからこそ、インドでも同じようにやれば通用すると思っていたんです。いざ業務にあたってみると、何も上手くいかない。そりゃ当たり前ですよね、言語の壁もそうですし、そもそもインド市場について何もわかっていない。早速出鼻を挫かれましたね」と苦笑いで当時を振り返ります。
日本とは全く異なるルールでインドは動きます。インド人スタッフの労務管理も一筋縄ではいきません。「まず、時間に対する考え方が日本と全く違います。あとは、インド人は非常に家族を大切にします。それ自体は良い事ですが、ファミリーワークといって家族で月1回は集まってお祈りをするなど、家庭ごとの行事がある方も多く、仕事よりも優先順位が高い。その文化に慣れるのにも時間がかかりました」。苦労も多い一方で、学ぶことも多いと言います。「皆さん子どもやお年寄り、動物にとても優しいです。知らない方が私の子どもをあやしてくれたり、親身になってくれます。小さな事でも皆でわーっと笑ったり、皆さんすごく人生を楽しんでいる部分は本当にリスペクトすべき点です」。
KONOIKEのインド駐在員で唯一、家族が帯同する金子さん。文化・言語が異なる地で小さなお子さんを育てていくのは想像以上の苦労があるのではないでしょうか。「まず食事について、家族は基本的に日本食を自炊しています。調味料は一時帰国時に購入して持ち帰り、ふりかけや梅干しは出張者にお願いすることもあります。インド北部では宗教上、牛肉がなく、豚肉と鶏肉が中心です。お米は日本米に近いものが売っているので、それを炊いていますね。野菜はナスとオクラ、ブロッコリーはおいしいんですが、トマトやキュウリは子ども達の口には合わないようです」。また、気候について「4~5月は50℃近くになることもありますが、エアコンで何とか凌いでいます。10月のインド最大の祭り“ディワリ”以降は気温が下がり、12月~1月には朝晩は5℃くらい、日中は20℃くらいになります。寒暖差が激しく、マスク着用、加湿器、空気清浄機の設置など、家族皆で準備をして寒い時期を乗り越えています」。